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大型一種免許の体験談|教習の流れ・費用・給付金まで徹底解説

大型免許
この記事は約11分で読めます。

〖体験談〗大型一種免許を土日で取得|費用・教育訓練給付金・教習スケジュールをリアルに公開

「大型免許って難しそう」「仕事をしながら通えるのかな」「お金も結構かかるのでは…?」
そんな不安を持ちながらも、一歩踏み出してみたい人に向けて、筆者が実際に
土日メインで大型一種免許を取得したときの体験談をまとめました。

この記事では、
なぜ大型免許を取ろうと思ったのか/教習所選びのポイント/教育訓練給付金で約6万円戻ってきた話/
土日中心で通った教習スケジュール/埼北自動車学校の特徴/トータル費用の内訳

まで、これから大型免許を目指す人が知りたいポイントをできるだけ具体的に書いています。

「ITの仕事をしているけれど、もしこの先が不安になったときの“手に職”が欲しい」――
そんな思いからスタートした大型免許チャレンジ。これから取得を考えている方の参考になればうれしいです。

大型免許で不安になりやすい課題といえば、深視力検査や隘路(あいろ)・路端停車もあります。
それぞれのコツについては、以下の詳しい記事にもまとめていますので、あわせて参考にしてください。

はじめに|なぜ大型免許を取ろうと思ったのか?

私が大型一種免許を取ったのは、2020年のことです。
もともとIT業界で20年以上働いてきましたが、ここ数年は技術の進化がとにかく早く、
「もし、自分がこの変化のスピードについていけなくなったらどうなるんだろう?」という不安を
どこかで感じていました。

そこで考えたのが、業界や地域を問わず活かせる“手に職になる資格”です。
その中でも、真っ先に思い浮かんだのが運転免許でした。

  • 全国どこでも仕事につながる
  • ドライバーの需要が大きく落ちることは考えにくい
  • 「免許があるかどうか」で仕事の幅が大きく変わる

こうした理由から、大型一種を皮切りに、けん引・大型特殊・大型二種…と、
免許取得の“沼”にどっぷりハマっていくことになります。
その第一歩が、この大型一種免許の取得でした。

教習所選び|埼北自動車学校を選んだ理由

私が通ったのは、埼玉県加須市にある
埼北自動車学校
です。

自宅から徒歩圏内にも大型免許を取れる教習所はあったのですが、
そこは教育訓練給付金の対象になっていませんでした。
「どうせなら給付金制度を活用して、少しでも負担を減らしたい」と考え、
教育訓練給付金の対象になっている教習所を条件に絞り込みました。

その中で埼北自動車学校を選んだ決め手は、次のような点です。

  • 自宅の最寄り駅から電車1本で通えるアクセスの良さ
  • 駅前にあり、教習の前後に寄り道しやすい立地
  • 土日にも教習がしっかり開講されている(社会人でも通いやすい)
  • 教育訓練給付金の対象コースが用意されている

大型免許の教習は1〜2回で終わるものではなく、何度も通うことになります。
その意味でも、通いやすさ(アクセス)とスケジュールの組みやすさは非常に重要なポイントでした。

また、教習所選びだけでなく、技能試験のポイントを事前に知っておくと、教習が一気に楽になります。
特に大型免許の序盤でつまずきやすいのが隘路(あいろ)と路端停車。
詳しくは以下の記事で丁寧に解説しています。

大型免許の隘路・路端停車の解説はこちら

教育訓練給付金を使って6万円以上戻ってきた話

実は、大型免許を取ろうと決める前から、
「教育訓練給付金制度」のことは知っていました。
いつか何かの資格で使いたいと考えていたのですが、
「手続きが複雑そう」「書類が大変そう」というイメージがあり、
なかなか一歩を踏み出せずにいたのも事実です。

ところが、いざ申込みをしてみると、
想像していたほど大変ではありませんでした。

  1. 教習所で給付金対象コースとして申し込む
  2. 受講料を支払う
  3. 卒業のタイミングで「教育訓練給付金用の書類をお願いします」と頼む
  4. 教習所からもらった書類をハローワークに提出する

大変なのは、おそらく教習所側の事務手続きのほうで、
受講者側としてはそこまで手間を感じませんでした。
「もっと早く使っておけばよかった…」と思うくらいです。

さらにありがたかったのが、
給付金対象者になると、入校時点で教習の予約を一括で取ってくれたことです。
おそらく「受講期間内に全カリキュラムを終わらせる必要がある」ためだと思いますが、
あらかじめスケジュールが組まれているおかげで、
土日中心でも無理なく通うことができました。

教習の流れとスケジュール|土日メインで約2か月

実際の教習スケジュールは、おおよそ次のようなイメージでした。

  • 入校日:2020年7月25日
  • 卒業日:2020年9月20日
  • 通学ペース:土日メインで週2回ほど

途中には教習所のお盆休みがあり、
1段階の途中で10日ほどブランクが空きましたが、
それ以外はほぼ土日だけで通って卒業できました。
(1段階の修了検定だけ、平日に有給休暇を取って受検しています)

教習時間数は次のとおりです。

  • 第1段階(場内):実技 11時間(1日2時間まで)
  • 第2段階(路上):実技 15時間(1日3時間まで)

申し込みで教習所に1回、入校式と適性検査で1回、
そのあと教習と検定で合計16回程度通いました。
仕事をしながらでも、週末+たまに有給という形で十分回せるスケジュール感でした。

技能教習の後半に進むと、深視力検査や路上技能が本格化します。
特に多くの人が不安を感じる深視力検査については、コツを知っておくとスムーズです。

深視力検査の受かるコツはこちら

埼北自動車学校で大型一種を取るときのポイント

ここからは、実際に通ってみて感じた、
埼北自動車学校ならではの特徴・難所について触れておきます。
これから同じ教習所で大型免許を取ろうとしている方には、特に参考になると思います。

大型トラックの駐車場所が「S字クランク内」

埼北自動車学校では、大型トラックの駐車場所がS字クランク内にあります。
最初の教習から、ここでトラックの乗り降り・エンジンのかけ方・発進・停止の基本操作を教わります。

大型車でのS字やクランクが不安な方は、隘路(あいろ)対策の記事が役に立つはずです。
実際にどうライン取りすれば良いか詳しくまとめています。

隘路・路端停車の詳しい解説を見る

つまり、教習の終わりにS字クランクを通らないと、元の場所に駐車できないということです。
1段階の初回からいきなりS字クランクを通ることになるので、
普通車の教習しか経験したことがない人にとっては、最初はなかなかハードに感じるかもしれません。

とはいえ、逆に言えば「最初からS字に慣れてしまう」環境なので、
回数を重ねるうちに自然とライン取りやハンドル操作の感覚が身についていきました。

路上に出る瞬間が難易度高め

路上教習に出るときのルートもなかなか印象的でした。
教習所から路上に出るには、コース内から踏切を渡り、
住宅街を抜けていく必要があります。

  • 乗用車同士ですれ違うのもギリギリという幅の踏切を、大型トラックで通過
  • 踏切を渡った先の住宅街の丁字路では、右折よりも左折が難しい
  • 左側には住宅のブロック塀や標識があり、オーバーハング(ケツ振り)に要注意

特に、左折のときは、
どこまで頭を出してからハンドルを切るか/どこまで対向車線にはみ出してよいかなど、
教習中にしっかり確認しておくべきポイントが多かったです。

週末の渋滞で「右折」が難所になる交差点

路上コース自体は、全体としては比較的走りやすい印象でした。
地域的にも歩行者や自転車が少なく、そこはかなり助かりました。

その一方で、土日になると混雑する交差点があり、そこが一つの難所でした。
近隣のホームセンターの影響で右折車が多く、
右折先の道路も渋滞しがちです。

例えば、

  • 右折レーンに入りたいけれど、車が並びすぎていて入れない
  • 右折の先頭で信号が赤に変わってしまい、「どう処理するのが正解か」迷う

といった場面が、教習やみきわめ・卒業検定のコースに含まれていました。
こうした「実際の交通の流れを読む場面」こそ、
教習中に遠慮なく教官に質問しておくと良いと思います。

費用の内訳と、実際にかかった金額

気になる費用についても、実際の金額をできる範囲で公開しておきます。

私の場合、支払総額はおおよそ333,950円でした(入学手続き時に支払った金額)。
内訳は次のとおりです。

  • 入学金:77,000円
  • 教本代:1,650円
  • 適性検査料:2,200円
  • 学科料金:3,850円
  • 技能教習:249,250円

このうち、教育訓練給付金の対象となった金額が302,225円で、
その20%にあたる60,445円がハローワークから振り込まれました。

結果として、
実質負担額は273,505円という計算になります。

教習については、技能オーバーも検定の補習もなく、
すべて一発合格だったため、追加料金は発生していません。
ここはかなり運も良かった部分だと思います。

まとめ|これから大型免許を取る人へ一言

大型免許は、
「難しそう」「お金がかかりそう」「時間が取れるか不安」
といったイメージを持たれがちな資格です。

たしかに決して「楽勝」とは言えませんが、
乗用車しか運転したことのなかった私でも、
土日を中心に時間をやりくりしながら、教育訓練給付金を活用しつつ取得することができました。

なお、大型免許の取得では技能教習だけでなく、深視力検査・隘路・路端停車などの特有の難所があります。
これらは事前にポイントを知っておくだけで、不安が大きく減ります。

実際に通ってみて感じたのは、
・教習所選び(立地・給付金対象かどうか)
・スケジュールの組みやすさ
・自分に合ったペースを無理なく続けること

この3つが整えば、社会人でも十分現実的に大型免許を目指せるということです。

埼北自動車学校の教官の方々も親切で、
難しいポイントや不安なところは、質問すればとても丁寧に教えてくれました。
加須周辺で大型免許を考えている方には、
埼北自動車学校は実際に通った経験からもおすすめできます。

また、大型免許を取るなら、
教育訓練給付金制度を使わないのは本当にもったいないです。
条件を満たしている方は、
手間をかけてでも一度チェックしてみる価値があります。

教育訓練給付金の仕組みや申請の流れについては、
別記事で詳しくまとめていますので、あわせて読んでみてください。

教育訓練給付金を使うことで実質負担を大幅に下げられるため、大型免許取得を考えている方は必ずチェックすべき制度です。
仕組み・手続き・注意点などは、以下の詳しい解説ページにまとめています。

教育訓練給付金の解説はこちら

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