大型特殊免許

大型特殊免許(大特)の完全ガイド|費用・期間・合格のコツ・仕事の幅が広がる資格(2025年版)

大型特殊免許(大特)は、ブルドーザー・ホイールローダー・ショベルカーやフォークリフトなど、
作業用車両を公道で運転するために必要な免許です。
建設業・農業・除雪作業・工場勤務など、幅広い現場で活躍できるため、
「仕事の幅を広げたい人」「資格手当を増やしたい人」に人気の強い免許です。

このページでは、大型特殊免許の取得条件・費用・期間・試験のポイントに加えて、
合格するためのコツや、おすすめの取得ルートを初心者にも分かりやすく解説します。

大型特殊免許とは?運転できる車両と種類

大型特殊免許(大特)を取得すると、次のような作業用車両を公道で運転できます。

  • ブルドーザー
  • ホイールローダー
  • ショベルローダー
  • ロードローラー
  • フォークリフト(公道での走行のみ)
  • 除雪車(ロータリー・プラウ)

ただし、「作業そのもの」を行うには別途資格が必要な場合があります。
例:フォークリフト運転技能講習、車両系建設機械(整地等)など

大型特殊免許の取得条件

大特の受験資格は比較的シンプルです。

  • 年齢:18歳以上
  • 所持免許:普通免許(または準中型・中型・大型)を持っていること
  • 視力:両眼で0.7以上(片眼ごとに0.3以上)
  • 色彩識別能力:信号の識別ができること
  • 聴力・運動能力:通常の運転免許と同等の基準

大型や中型と違って「深視力検査」がないため、
大型系免許の中では最も取りやすい部類に入ります。

大型特殊免許の取得方法と流れ

取得方法は「教習所ルート」と「一発試験ルート」の2つです。

教習所で取得する場合(おすすめ)

  1. 教習所に申し込み
  2. 適性検査(視力など)
  3. 技能教習(場内コースでの操作)
  4. 卒業検定(技能試験)
  5. 免許センターで免許交付

大特は学科教習がほとんどなく、技能中心なのが特徴です。
「普段から車を運転している人」であれば比較的スムーズに取得できます。

一発試験で取得する場合

費用を抑えたい人は、一発試験に挑戦することもできます。
ただし、コースに慣れるまで難しく感じることと、乗用車やトラックではついていない機器操作が必要なため、
短期間で確実に取りたい人には教習所がおすすめです。

大型特殊免許の費用と期間

所持免許 費用の目安 期間
普通免許あり 約7〜12万円 最短2〜3日〜1週間
一発試験 受験料のみ 個人差が大きい

大型系免許の中では最安の部類です。
教習時間数が少ないため、合宿プランで取得する場合は、他の免許とセットで取得するのがオススメ。

大特を安く取得する方法

教育訓練給付制度の対象講座かチェックする

一部の教習所では、大型特殊を含むコースが
一般教育訓練給付制度の対象になっている場合があります。

費用が少ない大特でも、給付対象なら十分にメリットがあります。

他の免許とまとめて取る(セット割)

「けん引+大特」「大型+大特」などセット割がある教習所では、
個別に申し込むより1〜3万円ほど安くなることがあります。

大特の技能試験でよく見られるポイント

大特の技能試験は「安全確認漏れ」での減点が多いです。
特に次の項目は要注意です。

車両感覚をつかむ

  • 車体が大きいけど、「内輪差」がないから、大回りしすぎないように
  • 曲がる前の減速と安全確認が必須
  • 指定速度に達するまではアクセルをとにかくべた踏み

右左折・切り返しのポイント

  • 速度は「歩くスピード」くらいが基準
  • 目線は遠く+ミラーをこまめに確認
  • 切り返しは減点だが失格ではない

発進・停止時の安全確認

発進前の後方確認や、交差点でのミラー・目視が甘いと大きな減点になります。
「大型二種並みに丁寧に」確認するつもりで臨むのが合格の近道です。

体験談へのリンク

大型特殊免許は、現場で求められることの多い実用性の高い資格です。
取得すれば仕事の幅が広がり、キャリアアップにも大きく役立ちます。
費用や期間を比較しながら、自分に合った取得プランを選んでみてください。

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